パンケーキとホットケーキの違い

パンケーキの疑問

ずばり、「パンケーキとは?」と尋ねられたらどう答えますか? 「まるい」「ふわふわ」「おいしい」「SNSで人気」などなど、もちろん人それぞれの答えで正解です。

では、「ホットケーキとの違いは?」……答えられますか? なんとな~く違うものと認識して、なんとな~く使い分けてはいるけど、実際に何が違うのかと言われると困ってしまう。つまりスイーツ界のアヤメとカキツバタです。(?)

まず答えを言ってしまうと、この二つに決定的な違いはありません。材料も作り方も、ほとんど同じです。

ちなみに、パンケーキの「パン」は英語の「bread」ではなく「フライパン」の「パン」、浅い鍋という意味なのです。食べ物ではなく調理器具の名前なんて意外ですね。ちなみに、日本で「bread」を指す「パン」はポルトガル語からきています。

この二つの「パン」、雰囲気は似ていますが、卵や発酵の有無など素材や作り方が違います。時間のかかる発酵やオーブンのような設備が必要のないパンケーキは、手軽に食べられるという点でも多くの人から愛されているのです。

さて、話を元に戻しましょう……。パンケーキとホットケーキの違いについて、一説では、日本においてパンケーキとは、「薄く、甘さが控えめで、オムレツやベーコンといったおかずと一緒に食べられるもの」、ホットケーキは「厚く、はちみつやメープルシロップなどをトッピングして、いわゆるおやつとして食べられるもの」と認識されています。

家庭で簡単にホットケーキが作れる「ホットケーキミックス」を開発、60年に渡り販売している森永製菓から、ニュースサイトなどでこのような見解が示されたことが根拠になっているようです。

しかし、先に述べた通り、基本的な材料や作り方は同じですし、現在日本国内で大ブームのパンケーキの特徴を見れば、その分類は必ずしも妥当とは言えません。特に人気の有名店「幸せのパンケーキ」などで提供されている、厚くてふわふわのパンケーキこそが現在のスタンダードとして認識されていると言っても過言ではないでしょう。アヤメとカキツバタの状況とは少々違いますね。

では、現在の呼び方の差は何でしょう。日本で「チョウ」と「ガ」が区別されているのに対し、フランスではどちらも「パピヨン」と呼ばれるように、同じものでも地域によって呼び方が異なる場合は珍しくありませんが、パンケーキとホットケーキの差としては当てはまりません。

英語圏ではパンケーキ、と呼ばれることが多いのですが、「Selling like hotcake(ホットケーキのように売れる→飛ぶように売れる、の意)」という慣用句もあり、どちらがメジャーとも言い難いのが現状です。曖昧でなんだかスッキリしませんが、一度両方を食べ比べてみてはいかがでしょうか。おいしいものを食べれば、ささいなことは気にならなくなるものです!

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